札幌駅にある彫刻「妙夢」というパブリックアートについて
札幌駅にある彫刻「妙夢」というパブリックアートについて
中央区札幌駅西コンコース1Fにある白くて大きな大理石の彫刻がずっと気になっ
ていた・・・
毎日観てもきっと見飽きないだろう・・・。
大きな白い石に穴が開いていて、いつも誰かが穴に座ったり、誰かが穴の横に立
っていたり・・・
なぜか、居心地がよく、なぜか、人がいつも集まってくる不思議な彫刻・・・
不思議・・・・・・
彫刻というより・・・そこにある「不思議・・・・・・」
「何これ?」とずっと気になっていたので、
彫刻の近くにある金属のプレートをのぞいてみた・・・
彫刻の近くにあるプレートに書かれている言葉・・・
――――――――――――――――――――――――――――
妙夢(みょうむ)
イタリア産カラーラ白大理石 安田 侃(やすだ かん)
260×400×80㎝
――――――――――――――――――――――――――――
KEY OF DREAM
Italian White Marble of Carrara Kan YASUDA
260×400×80㎝
――――――――――――――――――――――――――――
2002年 設置
(プレートの言葉は、妙夢から2002年 設置までです。)
( )のふりがなは、筆者がふりました・・・
作者の名前が読めない・・・
侃・・・火星人の象形文字かと思ったら、「かん」と呼ぶらしい・・・
タイトルが「妙夢」(みょうむ)って・・・
意味が、わからない・・・インターネットで調べてみよう・・・
「妙」とは、「具足の義」・・・。
↓ 「具足の義」がわからない・・・インターネットで調べ
てみよう・・・
「具足の義」とは、「一部に全体が具足する妙の意義。」
↓ 「具足」がわからない・・・インターネットで調べてみ
よう・・・
ぐそく【具足】とは、
《名・ス自》物事が十分に備わっていること。
「円満具足」
総合すると要するに「妙夢」とは、
この「妙夢」という彫刻には、
「みんなの「夢」のすべてが、備わっている」らしい。
英語のタイトル「KEY OF DREAM」(「夢の鍵」)を手がかりに、もっと読み解
いてみよう・・・
すなわち「妙夢」という彫刻は、
「この彫刻は、みんなの夢への入り口で、この不思議な彫刻をくぐれば、
過去や未来のみんなの夢に行くことができる」
というものらしい。
なるほど、なぜかなじんで、なぜか居心地がよく、なぜか人が集まる理由がわ
かった・・・
「妙夢」という彫刻・・・それは、「夢への入り口であり、この彫刻から、過去
や未来の夢への行くことができる彫刻」なのだ・・・
「妙夢」それは、歴史に残る傑作彫刻なのである。