株価の下げ相場がいつ来るかをデータから予測する方法について
株価の大きな下げ局面が、いつ来るかをデータから予想する方法について説明します。
株価の大きな下げ局面は局面は、絶対に絶対にくるものですし、避けることができないものです。
株価の大きな下げ局面として有名なものにリーマン・ショック(2007年~2008年)。
IT不況(2000年12月~2002年1月)があります。
ヤフーファイナンスのS&P500のチャート
株価の大きな下げ局面は、誰でも嫌なものですが、この大きな急激な下げ局面で、全財産失うどころか大きな借金をしてしまう投資家もいれば、巨大な財産を築く投資家もいます。
いつ来るのか?
どれくらい株価が下がるのか?
といった事は誰にもわからないものですが、様々な研究により、あるデータに着目すれば、予想ができるという考え方があります。
実際に投資家たちは、そういった統計データをに着目して、現在、現金保有を高めているようです。
それではどのような統計データをに着目しているのでしょうか?
1番有名なものとしてアメリカの10年国債とアメリカの2年国債の利率の差を使い予想するものがあります。
通常10年国債の方が利子が高いのは、当然のことですが、アメリカ10年国債とアメリカ2年国債の利率の差のグラフを見ると、これが逆転していることがあります。
gap between 10-year and 2-year treasury yields
10-Year Treasury Constant Maturity Minus 2-Year Treasury Constant Maturity (T10Y2Y)
https://fred.stlouisfed.org/series/T10Y2Y
なぜならば、アメリカ2年国債の利率は、FEDの政策によって決まりますがますが、アメリカ10年国債の利率は市場によって決まりまるからです。
2年国債の利率の方が、10年国債の利率よりも高いと言う事は、市場の投資家たちのが、景気の先行きに大きな不安を抱いているということが、見てとれるわけです。
実際に
リーマン・ショック(2007年~2008年)と
IT不況(2000年12月~2002年1月)の前では、
アメリカ10年国債とアメリカ2年国債の利率の差が逆転していることが、グラフから見て取れます。
これは、2006年から2007年にかけてFEDが、住宅マーケットをの過熱状態を利率を高めることにより、冷まそうとという試みでしたが、結局リーマン・ショックにつながってしまいました。
アメリカ10年国債とアメリカ2年国債の利率の差は、簡単にインターネットで調べられますので、たまに調べてみるのも悪くないと思います。
「gap between 10-year and 2-year treasury yields」と検索するといっぱい出てきます。
今度の株価の下げ局面で、10%下げるのか?20%下げるのか?それ以上下がるのか?
そもそもいつ下げるのか?
ということに関しては、だれも分かりませんが、
現金の固有率を高めておくと言うことと、
債権の保有率を高めておく、
または、下げ局面で下げに強いと予測される株の保有率高めておくなどの備えをしておけば、
損失どころか、大きな利益を得るチャンスなのです。
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