BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)とMO(アルトリア・グループ)の株価が激下がりしてます。

米食品医薬品局(FDA)が、アメリカでメンソールタバコの販売を気にする禁止にするという方針を表明して以来、BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の株価が激下がりしてます。

MO(アルトリア・グループ)も安くなってますね。

特にBTIが激下がりできたりしていますが、これはどうしてかと言うと少し背景から説明しますね!

そもそもアメリカのFDAが、どうしてメンソールタバコの販売を禁止する方針を表明したかと言うと、12歳から17歳の子で喫煙したと言う子供の45%がメンソールのタバコを吸っていて(黒人の子どもの場合52%)しているという事情があります。

風味付きの電子タバコも90日以内に販売規制を実施するとの事ですが、メンソールタバコの禁止や風味付き電子タバコの禁止は、未成年者のこの喫煙を防ぐと言う意味合いがあるんです。

では、メンソールタバコの販売禁止で、どうしてBTIの株価が下がったかと言うと、実は日本人には全くなじみがないのですが、メンソールタバコの35%がニューポートと言うレイノルズタバコカンパニーという会社が発売しているタバコなんです。

実は、このレイノルズタバコカンパニーを2017年にBTIが完全に子会社化しているんです!!

日本のウィキペディアで、レイノルズタバコカンパニーを調べてみても、ニューポートと言うタバコの銘柄さえ出て来ませんが、アメリカでは、相当に有名ななタバコなんです!(私も知りませんでした!)

売れてるタバコのデータをみてみましょう。

マールボロ  976億8000万本
ニューポート 393億8000万本
キャメル   204億9000万本
Paul Mall     196億         本
L & M    106億9000万本

いかにニューポートと言うメンソールタバコが、アメリカで人気があって、これを禁止ににすると言うのが、とても大きな衝撃を市場に与えたのかがわかると思います。

そしてこの衝撃が、株価の上でも大きな意味を持ってきているんです。


ただ、FDAは禁止する方針を表明したと言うだけで、実際に、禁止したわけではありません。

この措置についてはアメリカでは、「人種差別だ!」という批判もあるようです。

なぜならば、メンソールタバコを吸ったことがあるかどうかと言うアンケートを行ったところ、

黒人     81.4%
ヒスパニック 45.8%
アジア              43   %
白人     28.7%

と言うように圧倒的に黒人がメンソールタバコが、好ききだと言う傾向を思考を持っているようです。

1970年代のメンソールタバコ・ニューポートの広告も、黒人の人がモデルになっているのは、そういった背景があるようです。

 

このニュースがあるまで、私もタバコ株を機会を見つけて購入しようと思っていました。

BTIは、フィリップモリスに比べ、電子タバコで遅れをとっていますが、配当という面から見ると、BTIの方が少し魅力があるかなと思っていました。

私自身は、BTIの株は持っていないのですが、個別株と言うのはつくづく恐ろしいものだと思います

私自身は、MO(アルトリア・グループ)を、少し所有しているのですが、やはり個別株は、1割程度にしておこうと思うようになりました。

もし、BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)を持っているなら、やや狼狽売りもあるので、株価が戻したところで売り払い、タバコ株なら、PM(フィリップモーリス)に乗り換えるのも、ありかなとも思います。

所有しているMO(アルトリア・グループ)は、もちろん売らずに持っていますけどね!

社会に嫌われる国家公認の麻薬会社というのが、タバコ株の魅力の本質ですからね!!


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